歯周病は自覚症状に乏しい病気?
歯周病というのは、「気付いたら重症化していた」というケースが珍しくありません。
これは自覚症状に乏しい病気だからです。
とはいえ、まだ進行していない歯周病でも、特徴的な症状は認められるため、早期発見することは可能といえます。
今回はそんな歯周病の自覚症状や早期発見するために重要なことについて詳しく解説します。
歯周病は沈黙の病気
冒頭でも述べたように、歯周病は自覚症状に乏しく「沈黙の病気」と呼ばれることもあります。
重症化した頃には、歯周組織が破壊されてしまっていて、歯がグラグラと動揺したり、顎の骨に感染が広がったりするなど、かなり厄介な病気といえます。
それだけに、日本人が歯を失う原因の第一位になっているのも理解できますよね。
軽度の歯周病の症状
軽度の歯周病は、専門的に「歯肉炎」に分類されます。
歯根膜や歯槽骨といった大事な組織にまでまだ炎症が広がっていない状態です。
この段階では、歯茎だけに腫脹や炎症が見られたり、ブラッシング後に出血が認められたりします。
そうした症状に気付いた時点で、すぐに当院までお越しください。
歯周病の早期治療が可能となります。
早期発見には定期検診が一番
上述したように、歯茎のわずかな変化などに気付くことができれば、歯周病を見逃すこともないのですが、実際、毎日歯茎の状態を念入りに観察するのも難しいかと思います。
そこで大きな力となるのが歯科の定期検診です。
定期的に、当院の歯科検診を受けていただくことで、専門家によるチェックが受けられますので、歯周病の早期発見・早期治療が可能となります。
さらには、歯周病予防にまでつなげていくこともできます。
まとめ
このように、歯周病はむし歯のように強い痛みを感じることが少ない病気だけに、自覚しにくい傾向にあります。
ですから、3ヶ月に1回程度の歯科検診を受けることで、歯周病の早期発見につなげることをおすすめします。
当院では、定期検診にお越しいただいた患者さまに、歯周組織検査や予防処置などを実施しております。