自宅でできるむし歯予防!染め出し液を使って歯の磨きの残しをゼロに
皆さんこんにちは。エスト天童歯科です。
毎日きちんと歯磨きしているのにむし歯ができてしまう…。
そうおっしゃる方はとても多いです。
むし歯や歯周病の予防ケアのコツは歯磨きにあります。
むし歯ができてしまう原因はさまざまですが、意外と多いのが「磨き残し」によるものです。
今回は、どうやって磨き残しを防げるか?をご紹介します。
「ちゃんと歯を磨いているのに、磨き残すことなんてある?」と思う方も、ぜひご覧ください。
染め出し液で自分でもわかる!磨き残しのチェック
小さなお薬を噛み砕いて、歯を真っ赤にする「染め出し」を経験したことはないでしょうか?
あれは歯の表面に付着したプラーク(歯垢)に着色させるための方法です。
プラークは、むし歯や歯周病の原因となります。
一見きれいに磨いたように見える歯も、染め出すことでよく見えるようになり、どこに磨き残しが多いかを簡単にチェックできます。
この方法は、お子さまにも分かりやすいので効果的です。
染め出しのための液体は、街のドラッグストアで購入することも可能です。
何を購入すればいいのかわからない方は、当院へご相談ください。
歯の染め出しは子どもも大人も有効な方法
染め出し液の使用は、なんとなく「子どもがやるものだ」と思っている方もいらっしゃるでしょうが、大人が染め出しを行うことにも意味があります。
お子さんがいらっしゃる方は、親子で染め出しをして、キレイに歯を磨けるかお互いにチェックしてみるのもいいですね。
普段、どこの歯を磨けていないのか、プラークに色を付けて客観的に見てみましょう。
手で持てる鏡があると、お口の中をチェックしやすくなります。
最適なブラッシング法を身に着けよう
歯は、闇雲に磨いてもきれいに汚れを取り除くことはできません。
また、力を入れすぎて間違ったブラッシングをしてしまうと、歯ぐきを傷つけてしまいます。
歯の形や歯並びは人それぞれ違い、その方の歯の特徴に合わせて磨くことが必要です。
その際使用する歯ブラシや、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助器具なども、その方に合わせて選ぶことが大切です。
当院では、お一人お一人に合ったブラッシング方法や、歯ブラシなどの選び方を丁寧にアドバイスいたします。
むし歯予防のために定期的なクリーニングも活用
「歯磨きが完璧になったから、歯医者に行く必要はなくなった!」と思う方もいるかもしれませんが…。
いいえ、それは大きな間違いです。
いくら完璧な歯磨きができるようになっても、ご自宅でのケアでは歯の汚れを完全に取り切るのは不可能だと言われています。
そこで必要なのは、歯科医院で行うクリーニングです。
歯科医師や歯科衛生士が、専用の器具を使ってきれいに磨き上げます。
また、目には見えないむし歯などがある場合もありますので、こまめに確認する必要があります。
定期検診でクリーニングや歯のチェックを行うようにしましょう。
歯のクリーニングは3~4ヶ月に一度を目安に行ってください。
磨き残しを防いでむし歯や歯周病を予防するメリット
一生懸命歯を磨いて、磨き残しをなくすには、手間がかかることは確かです。
ですが、手間をかけてまで、むし歯や歯周病を予防するメリットはあります。
【むし歯や歯周病を予防するメリット】
- 自分の歯を残すことができる
- 早期発見・早期治療ができる
- 詰め物や被せ物が長持ちする
- 全身疾患の予防につながる
当院では唾液検査も行っています。
唾液検査についてもっと知りたい方は、当院の予防・歯周病についてのページもご覧ください。
まとめ
むし歯や歯周病を予防する上で、基本となるのは毎日のセルフケアです。
歯磨きで、プラークを磨き残しがないように取り除きましょう。
たまには歯の「染め出し」を行ってみて、自分の歯磨きの苦手を客観的に見ることをおすすめします。
徹底したブラッシング習慣に、歯科医院での定期検診をプラスすることで、いつまでも健康なお口を維持することができます。
子どもから大人まで、正しいブラッシングと定期検診で、大切な歯やお口の健康を守っていきましょう。