フッ素塗布の安全性とフッ素入りケア用品を使うときの注意点
皆さんこんにちは。
【エスト天童歯科】です。
フッ素塗布は、むし歯予防として1歳のお子さんから実施されています。
また、お子さんだけではなく、むし歯のリスクが高い大人に対しても行われています。
けれども「フッ素って安全なの?」「中毒症状が出ることはないの?」など、フッ素塗布に対する安全性を心配されている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、フッ素塗布の安全性についてご紹介します。
フッ素の安全性について
フッ素は、自然界に広く分布しており、海産物や肉、野菜、果物などのほとんどの食品に含まれている元素の一つです。
しかし、どのような成分でも、過剰な摂取は中毒を起こすリスクがあり、フッ素も例外ではありません。
中毒を起こす可能性がある量
フッ素で中毒を起こす危険性がある「見込み中毒量」は、体重1kg当たりフッ素量5mgです。
これは、一般的な5歳児のお子さんがフッ素入りの洗口液を一度に40人分飲んだ場合に到達するほどの量です。
日常生活において、意図しない限りは中毒を起こすほどのフッ素を摂取することは難しいでしょう。
歯科医院で取り扱うフッ素が安全な理由
体重が20kgのお子さんの場合は、100mgで中毒を起こす恐れがありますが、歯科で行うフッ素塗布に含まれるフッ化物の量は18mg以内とされています。
歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士が使用量に気をつけながらフッ素塗布を行っているため心配はいりません。
フッ素入りケア用品を使うときの注意点
- 子どもの手が届かない場所で保管する
- フッ素だけではむし歯は予防できないため丁寧に歯磨きを行う
- 注意書きをよく読んで使用する
基本的にフッ素は安全性が高い成分ですが、お子さんがフッ素の扱い方を理解するまでは、必ず大人と一緒に使うようにしましょう。
また、最近ではフッ素濃度が高い商品も認められるようになったため、注意書きをよく読み、適切な量を使用してください。
1500ppmの高濃度フッ素配合ケア用品も売られていますが、6歳未満のお子さんにはフッ素の量が多いため、お子さん向けのフッ素入りケア用品を選びましょう。
お子さんのフッ素塗布はエスト天童歯科まで
フッ素塗布には、
・歯質を強くする
・初期のむし歯を元の状態に戻す唾液の働きを促進する
・むし歯菌の活動を抑制する
などの効果があります。
フッ素塗布の安全性についてご心配な方は受診時にご質問ください。
東根市や寒河江市からも通いやすい、天童市東久野本の歯医者【エスト天童歯科】では、小児歯科でお子さんのフッ素塗布を行っています。
フッ素塗布は、継続して塗布することでむし歯予防に効果を発揮しますので、定期的に検診にお越しください。